本屋大賞2019大賞作品決定!ランキングや翻訳小説部門の結果は?

本屋大賞2019年の大賞受賞作品が決定!ランキングや翻訳小説部門の結果はどうだったのでしょう?本屋大賞2019年の大賞を受賞した作品が決定しましたね!ノミネートされていた10作品それぞれの得点ランキングも公表されています。翻訳小説部門の結果もまとめてみました!

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本屋大賞2019 大賞受賞作品

毎年楽しみな本屋大賞。大賞受賞作品が発表されましたね。

本屋大賞という呼び名で親しまれていますが、正式名称は、「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2019年本屋大賞」というそうです。

「本屋さんイチオシの本」が選ばれるわけですね。

本屋大賞2019年は、2019年4月9日に明治記念館にて発表会が行なわれたそうです。

一次投票では、全国の493書店から623人の書店員が参加。

二次投票では、308書店から371人の書店員が参加。二次投票は、ノミネートされた作品をすべて読んだうえで、推薦したいベスト3を選出。そして推薦理由とともに投票することになっているそうです。

その結果で大賞が決まるのだそうです。

2019年の本屋大賞は、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」(文藝春秋)に決定したそうですよ!

本屋大賞2019 ランキング

本屋大賞の受賞作品の得点ランキングはこちら。

< 大賞 >瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」435点

文藝春秋 発売日2018年2月22日

森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

>>そして、バトンは渡された [ 瀬尾 まいこ ]

< 2位 >小野寺史宜「ひと」297.5点

祥伝社 発売日2018年4月11日

激しく胸を打つ、青さ弾ける傑作青春小説!

母の故郷の鳥取で店を開くも失敗、交通事故死した調理師の父。女手ひとつ、学食で働きながら一人っ子の僕を東京の大学に進ませてくれた母。――

その母が急死した。柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。

そんなある日の午後、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の総菜屋で、買おうとしていた最後に残った五十円コロッケを見知らぬお婆さんに譲った。それが運命を変えるとも知らずに……。

そんな君を見ている人が、きっといる――。

>>ひと【電子書籍】[ 小野寺史宜 ]

< 3位 >深緑野分「ベルリンは晴れているか」282.5点

筑摩書房 発売日2018年9月26日

1945年7月、4カ国統治下のベルリン。恩人の不審死を知ったアウグステは彼の甥に訃報を届けるため陽気な泥棒と旅立つ。

期待の新鋭、待望の書き下ろし長篇。

>>ベルリンは晴れているか (単行本) [ 深緑 野分 ]

< 4位 >森見登美彦「熱帯」250.5点

文藝春秋 発売日2018年11月16日

世紀の奇書『熱帯』に惹かれ、秘密を解き明かさんと集まった“学団”によるソウダイなる追跡劇。世界の中心に横たわる謎、その正体は――? 読み出したら止まらない、ロマン溢れる冒険譚。

>>熱帯 [ 森見 登美彦 ]

< 5位 >平野啓一郎「ある男」242.5点

文藝春秋 発売日:2018年9月28日

愛したはずの夫は、まったくの別人であった。「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。

宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。

里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

>>ある男 [ 平野 啓一郎 ]

< 6位 >木皿泉「さざなみのよる」239.5点

河出書房新社 発売日2018年4月18日

小国ナスミ、享年43。その死は湖に落ちた雫の波紋のように家族や友人、知人へと広がり――命のまばゆさを描く感動と祝福の物語!

>>さざなみのよる【電子書籍】[ 木皿泉 ]

< 7位 >三浦しをん「愛なき世界」208.5点

中央公論新社 発売日:2018年9月7日

恋のライバルが人間だとは限らない!

洋食屋の青年・藤丸が慕うのは「植物」の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差する――

本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。

>>愛なき世界【電子書籍】[ 三浦しをん ]

< 8位 >知念実希人「ひとつむぎの手」167.5点

新潮社 発売日2018年9月21日

大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。

彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば…。

さらに、赤石が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。個性的な研修医達の指導をし、告発の真相を探るなか、怪文書が巻き起こした騒動は、やがて予想もしなかった事態へと発展していく―。

>>ひとつむぎの手 [ 知念 実希人 ]

< 9位 > 芹沢央「火のないところに煙は」151.5点

新潮社 発売日2018年6月22日

本年度ミステリ・ランキングの大本命!この面白さ、《決して疑ってはいけない》……。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。作家は、事件を小説にすることで解決を目論むが――。

驚愕の展開とどんでん返しの波状攻撃、そして導かれる最恐の真実。読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!

>>火のないところに煙は [ 芦沢 央 ]

< 10位 >伊坂幸太郎「フーガはユーガ」136.5点

実業之日本社 発売日2018年11月8日

常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。

僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

>>フーガはユーガ [ 伊坂幸太郎 ]

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本屋大賞2019 翻訳小説部門 大賞受賞作品

今年1年に、日本で翻訳された小説(新訳も含む)の中から「これぞ!」という本を選んで投票されたのが「翻訳小説部門」だそうです。

本屋大賞2019年の第1位は、アンソニー・ホロヴィッツ著、山田蘭訳の「カササギ殺人事件」(東京創元社)が大賞を受賞したそうですよ!

>>カササギ殺人事件<上> (創元推理文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]

本屋大賞2019 翻訳小説部門 ランキング

本屋大賞 翻訳小説部門受賞作品のランキングはこちら。

< 1位 >「カササギ殺人事件」

東京創元社

>>カササギ殺人事件<上> (創元推理文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]

< 2位 >「きげんのいいリス」

新潮社

>>きげんのいいリス [ トーン・テレヘン ]

< 3位 >「元年春之祭」

陸秋槎著

>>元年春之祭 [ 陸 秋槎 ]

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本屋大賞2019 瀬尾まいこさんのほかの作品

本屋大賞2019年の大賞を受賞した瀬尾まいこさんがこれまでに書かれた本もご紹介しますね。

>>卵の緒 新潮文庫/瀬尾まいこ【著】

>>幸福な食卓/瀬尾まいこ

>>幸福な食卓 /瀬尾まいこ(著者)

>>天国はまだ遠く/瀬尾まいこ

>>強運の持ち主 (文春文庫) [ 瀬尾 まいこ ]

>>図書館の神様 [ 瀬尾まいこ ]

>>図書館の神様 (ちくま文庫) [ 瀬尾まいこ ]

>>おしまいのデート /瀬尾まいこ【著】

>>優しい音楽 /瀬尾まいこ(著者)

>>温室デイズ (角川文庫) [ 瀬尾まいこ ]

>>僕らのごはんは明日で待ってる 幻冬舎文庫/瀬尾まいこ(著者)

>>春、戻る [ 瀬尾まいこ ]

>>あと少し、もう少し [ 瀬尾まいこ ]

>>戸村飯店青春100連発 [ 瀬尾まいこ ]

>>僕の明日を照らして [ 瀬尾まいこ ]

>>見えない誰かと /瀬尾まいこ【著】

>> ありがとう、さようなら ダ・ヴィンチ ブックス/瀬尾まいこ【著】

>>君が夏を走らせる【電子書籍】[ 瀬尾まいこ ]

>>傑作はまだ/瀬尾まいこ

>>ファミリーデイズ [ 瀬尾 まいこ ]

本屋大賞2019 瀬尾まいこさんのプロフィール

瀬尾まいこさんは、1974年に大阪府生まれ。大谷女子大学国文科卒で、中学校で国語教諭として勤務する傍ら、執筆活動を行なっていたそうです。

2011年に退職までの間には、2001年に「卵の緒」で「第7回坊っちゃん文学賞大賞」を受賞しているそうです。翌年には単行本デビュー作となっています。

2005には、「幸福な食卓」で「第26回吉川英治文学新人賞」に選ばれ、2008年には「戸村飯店 青春100連発」で「坪田譲治文学賞」も受賞しているそうですよ。

代表作である『幸福な食卓』、『天国はまだ遠く』『僕らのごはんは明日で待ってる』は映画化されています。

近刊『そして、バトンは渡された』は「第31回山本周五郎賞」の候補作品。

瀬尾まいこさんは、17年間で親が7度、名字が4度変わるという人生を歩みながらも、”愛され続ける少女”を描いた作品だそう。

2018年には「本の雑誌が選ぶ上半期ベストテン」1位、「キノベス2019」1位、さらに本屋大賞2019年では大賞を受賞しています。

素晴らしい作品をたくさん書いているようですね。

瀬尾まいこさんは受賞について

「小説を書いたのは1年以上前なので、喜びはじわじわ、じっくりと感じるものだと思っていたが、(自分が立っている)舞台まで走ってゴールテープを切って、すぐさまトロフィーを渡してくれたような、鮮やかではっきりとした喜びが今ここにある」

と語っていたそうです。

本屋大賞2019大賞作品決定!ランキングや翻訳小説部門の結果は?のまとめ

本屋大賞2019大賞作品決定!ランキングや翻訳小説部門の結果は?についてまとめました。

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