本屋大賞2020ノミネートに直木賞の「熱源」も?あらすじ・動画も!

本屋大賞2020年ノミネート作に直木賞の「熱源」も?各作品のあらすじが気になる!毎年楽しみな本屋大賞ですが、今回は候補作家10名のどなたが大賞に選ばれても、本屋大賞初の受賞となるそう。第17回(2020年)のノミネート作品やあらすじ、著者のプロフィールも調べてみました!

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本屋大賞2020ノミネート作品!タイトルと著者は?

2020年も楽しみな時期がきましたね!

2020年1月21日火曜日。2020年(第17回)本屋大賞のノミネート作が10タイトル出そろいました!

本屋大賞は、書店員によって選出されることが知られていると思います。

全国の書店員が「最も売りたい本」を投票によって決める賞です。

一次投票が行われ、得票数の多かった上位10作品が、ノミネート作として二次投票の対象となります。

このノミネート作(一次投票で得票数が多かった上位10作品)をここでご紹介したいと思います。

2020年(第17回)の本屋大賞にノミネートされた作品の著者ですが、候補作家10名のどなたが大賞に選ばれても、本屋大賞初の受賞となるそうなんです。

先日、第162回直木賞を受賞した「熱源」の川越宗一さんや、「ムゲンのi」の著者で、3年連続でノミネートされている知念実希人さん、「このミステリーがすごい!」(2020年版国内篇)、「本格ミステリ・ベスト10」(2020年版国内ランキング)でともに第一位を獲得した「medium霊媒探偵城塚翡翠」の相沢沙呼さんなどがいらっしゃるのも話題となっています。

では最初に、タイトルと著者を羅列してみます。

「線は、僕を描く」 著者:砥上裕將(講談社)

「店長がバカすぎて」 著者:早見和真(角川春樹事務所)

「夏物語」 著者:川上未映子(文藝春秋)

「熱源」 著者:川越宗一(文藝春秋)

「ノースライト」 著者:横山秀夫(新潮社)

「むかしむかしあるところに、死体がありました。」 著者:青柳碧人(双葉社)

「ムゲンのi」 著者:知念実希人(双葉社)

「medium」 著者:相沢沙呼(講談社)

「ライオンのおやつ」 著者:小川糸(ポプラ社)

「流浪の月」 著者:凪良ゆう(東京創元社)

ノミネートされたのはこちらの10作。

さっそくあらすじも見ていきましょう。

本屋大賞2020ノミネート作品!あらすじは?

タイトルと著者だけで「間違いない!」と購入することもたまにある管理人ですが、あらすじを読んで引き込まれることが多いです。

どんなあらすじなのか、本屋大賞2020年(第17回)のノミネート作を一つずつご紹介します。

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「線は、僕を描く」 著者:砥上裕將

>> 線は、僕を描く

著者:砥上裕將
発売日:2019年07月
発行所:講談社
価格:1,650円(税込)
ISBNコード:9784065137598

あらすじ

両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。

なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。

それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。

水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。

描くのは「命」。

はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。(講談社BOOK倶楽部より)

著者プロフィール

砥上裕將(とがみ ひろまさ)

1984年、福岡県生まれ。水墨画家。

温厚でおだやか。お年寄りの趣味と思われがちな水墨画の魅力を、小説を通して広い世代に伝えたいという志をもって、本作品を書き上げた。

ウイスキーにジャズ、そして猫を心から愛する。

「店長がバカすぎて」 著者:早見和真

>> 店長がバカすぎて

著者:早見和真
発売日:2019年07月
発行所:角川春樹事務所
価格:1,650円(税込)
ISBNコード:9784758413398

あらすじ

「幸せになりたいから働いているんだ」谷原京子、28歳。独身。

とにかく本が好き。現在、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員。

山本猛(たける)という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長の元、文芸書の担当として、次から次へとトラブルに遭いながらも、日々忙しく働いている。

あこがれの先輩書店員小柳真理さんの存在が心の支えだ。

そんなある日、小柳さんに、店を辞めることになったと言われ……。(角川春樹事務所公式サイトより)

著者プロフィール

早見和真(はやみ かずまさ)

1977年神奈川県生まれ。 2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。

2015年『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。 『ひゃくはち』『イノセント・デイズ』以外にも、『ぼくたちの家族』『小説王』『ポンチョに夜明けの風はらませて』など多くの作品が映像化されている。

「夏物語」 著者:川上未映子

>> 夏物語

著者:川上未映子
発売日:2019年07月
発行所:文藝春秋
価格:1,980円(税込)
ISBNコード:9784163910543

あらすじ

パートナーなしの妊娠、出産を目指す夏子のまえに現れた、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない逢沢潤――

生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と泣き笑いに満ちた極上の筆致で描く、21世紀の世界文学!

世界十数ヵ国で翻訳決定!(文藝春秋BOOKSより)

著者プロフィール

川上未映子(かわかみ みえこ)

1976(昭和51)年、大阪府生れ。2007(平成19)年、デビュー小説『わたくし率 イン 歯ー、または世界』が第137回芥川賞候補に。

同年第1回坪内逍遥大賞奨励賞受賞、2008年『乳と卵』で第138回芥川賞受賞。『ヘヴン』(芸術選奨文部科学大臣新人賞、紫式部文学賞)、短編集『愛の夢とか』(谷崎潤一郎賞)、『あこがれ』(渡辺淳一賞)など著書多数。

長編小説『夏物語』(毎日出版文化賞)は世界10数か国で翻訳出版の予定。

「熱源」 著者:川越宗一

>> 熱源

著者:川越宗一
発売日:2019年08月
発行所:文藝春秋
価格:2,035円(税込)
ISBNコード:9784163910413

あらすじ

樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。

一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。

ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。

日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。

文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。(文藝春秋BOOKSより)

著者プロフィール

川越宗一(かわごえ そういち)

1978年鹿児島県生まれ、大阪府出身。京都市在住。龍谷大学文学部史学科中退。2018年『天地に燦たり』で第25回松本清張賞を受賞しデビュー。

短篇「海神の子」(「オール讀物」12月号掲載)が日本文藝家協会の選ぶ『時代小説 ザ・ベスト2019』(集英社文庫)に収録。

19年8月刊行の『熱源』で第10回山田風太郎賞候補、第9回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、第162回直木賞受賞。

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「ノースライト」 著者:横山秀夫

>> ノースライト

著者:横山秀夫(小説家)
発売日:2019年02月
発行所:新潮社
価格:1,980円(税込)
ISBNコード:9784104654024

あらすじ

一級建築士の青瀬は、信濃追分に向かっていた。

たっての希望で設計した新築の家。

しかし、越してきたはずの家族の姿はなく、ただ一脚の古い椅子だけが浅間山を望むように残されていた。

一家はどこへ消えたのか?

伝説の建築家タウトと椅子の関係は?

事務所の命運を懸けたコンペの成り行きは?(新潮社公式サイトより)

著者プロフィール

横山秀夫(よこやま ひでお)

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、作家デビュー。

2000年「動機」で日本推理作家協会賞受賞。以降、『半落ち』、『第三の時効』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』など話題作を連打する。

2012年刊行の『64』は各種ベストテンを席巻し、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー最終候補やドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれた。

『ノースライト』は作家生活21年目の新たな一歩となる長編ミステリー。

「むかしむかしあるところに、死体がありました。」 著者:青柳碧人

>> むかしむかしあるところに、死体がありました。

著者:青柳碧人
発売日:2019年04月
発行所:双葉社
価格:1,430円(税込)
ISBNコード:9784575241662

あらすじ

昔ばなし、な・の・に、新しい!鬼退治。

桃太郎って……え、そうなの?

大きくなあれ。

一寸法師が……ヤバすぎる!

ここ掘れワンワン。

埋まっているのは……ええ!?

「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!(双葉社公式サイトより)

著者プロフィール

青柳碧人(あおやぎ あいと)

1980(昭和55)年、千葉県生れ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。

2009(平成21)年、「浜村渚の計算ノート」で「講談社 Birth」小説部門を受賞し、デビュー。

小説執筆だけでなく漫画原作も手がけている。

主な著書に「浜村渚の計算ノート」シリーズ、「ヘンたて」シリーズ、「朧月市役所妖怪課」シリーズ、「西川麻子は地理が好き。」シリーズ、「ブタカン!」シリーズ、「彩菊あやかし算法帖」シリーズ、「猫河原家の人びと」シリーズ、『むかしむかしあるところに、死体がありました。』などがある。

「ムゲンのi」 著者:知念実希人

>> ムゲンのi

著者:知念実希人
発売日:2019年09月
発行所:双葉社
価格:1,540円(税込)
ISBNコード:9784575242089

あらすじ

眠りから醒めない〈特発性嗜眠症候群〉という難病の患者を3人も同時に抱え、神経内科医の識名愛衣は戸惑っていた。

霊能力者である祖母の助言により、患者を目醒めさせるには、魂の救済〈マブイグミ〉をするしか方法はないと知る。

愛衣は祖母から受け継いだ力を使って患者の夢の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒にマブイグミに挑む。

次々とマブイグミを成功させる愛衣は、次第に、患者のトラウマが都内西部で頻発する猟奇殺人と関係があることに気づく。

しかも、その事件は23年前の少年Xによる通り魔殺人とも繫がっていた。

愛衣は難事件の真相究明に立ち向かう。(双葉社『ムゲンのi』特設ページより)

著者プロフィール

知念実希人(ちねん みきと)

1978(昭和53)年、沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒業。

2004(平成16)年から医師として勤務。

2011年、「レゾン・デートル」で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。

2012年、同作を『誰がための刃』と改題し、デビュー。

2018年、『崩れる脳を抱きしめて』で広島本大賞、沖縄書店大賞を受賞。同作で本屋大賞にノミネートされる。他の著書に「天久鷹央」シリーズ、『螺旋の手術室』『ひとつむぎの手』『仮面病棟』『時限病棟』『あなたのための誘拐』『優しい死神の飼い方』などがある。

「medium」 著者:相沢沙呼

>> medium 霊媒探偵城塚翡翠

著者:相沢沙呼
発売日:2019年09月
発行所:講談社
価格:1,870円(税込)
ISBNコード:9784065170946

あらすじ

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。

しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。

一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。

一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。

だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた――。(講談社BOOK倶楽部より)

著者プロフィール

相沢沙呼(あいざわ さこ)

1983(昭和58)年、埼玉県生れ。

2009(平成21)年、『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。

少年少女の繊細な心情を描く次世代のミステリ作家として、若者を中心に強い支持を受ける。

他の著作に『ロートケプシェン、こっちにおいで』『マツリカ・マハリタ』『卯月の雪のレター・レター』『雨の降る日は学校に行かない』などがある。

「ライオンのおやつ」 著者:小川糸

>> ライオンのおやつ

著者:小川糸
発売日:2019年10月
発行所:ポプラ社
価格:1,650円(税込)
ISBNコード:9784591160022

あらすじ

人生の最後に食べたいおやつは何ですか――余命を知った主人公は、島のホスピスを選ぶ。

食べること、生きることを描き出す感動作。(ポプラ社公式サイトより)

著者プロフィール

小川糸(おがわ いと)

1973(昭和48)年生れ。

著書に小説『食堂かたつむり』『喋々喃々』『ファミリーツリー』『つるかめ助産院』『リボン』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』、絵本『まどれーぬちゃんとまほうのおかし』、エッセイ『ようこそ、ちきゅう食堂へ』『こんな夜は』『たそがれビール』『犬とペンギンと私』などがある。

『食堂かたつむり』は、2011(平成23)年にイタリアのバンカレッラ賞を、2013年にはフランスのウジェニー・ブラジエ小説賞を受賞した。

「流浪の月」 著者:凪良ゆう

>> 流浪の月

著者:凪良ゆう
発売日:2019年08月
発行所:東京創元社
価格:1,650円(税込)
ISBNコード:9784488028022

あらすじ

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。

それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。

実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。(東京創元社公式サイトより)

著者プロフィール

凪良ゆう(なぎら ゆう)

滋賀県生まれ。

“小説花丸”2006年冬の号に中編「恋するエゴイスト」が掲載される。翌年、長編『花嫁はマリッジブルー』で本格的にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『流浪の月』より

これらのノミネート作の中から本屋大賞(2020年)の1位(大賞)が発表されるのは2020年4月7日火曜日だそうです。どれも面白そうですが大賞受賞作がどれになるのかも楽しみですね!

本屋大賞2020ノミネートに直木賞の「熱源」も?あらすじ・動画も!のまとめ

本屋大賞2020ノミネートに直木賞の「熱源」も?あらすじ・動画も!についてまとめました。

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