革命児スイカ「ブラックジャック」をご存知でしょうか?「革命児スイカ」や「ブラックジャック」という名前に違和感が。実はコレ、種なしスイカなんです!昔の”おいしくない、甘くない種なしスイカ”と大違い!品種改良を重ね、甘い、シャリシャリの食感のおいしいスイカに?
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スイカは夏の風物詩?ではなくなってきている!
夏のフルーツと言えば、やっぱり「スイカ」ではないでしょうか?
「夏」というキーワードで連想されるものの上位に入ると個人的に思っているスイカですが、
最近ではなんと、「秋スイカ」や「冬スイカ」なるものも出回っていて、夏以外でもスイカを手に入れることができます。
もはや夏の風物詩ではなくなってきています・・・。
さらに、最近ではいろいろな種類のスイカがあるので、まずは種類をご紹介してみたいと思います。
食感や甘さなどお好みのものを見つけるのに活用していただけたらと思います。
大玉スイカ
なじみの深いスイカは、大玉の、緑色に黒い縞模様に、赤い果実ではないでしょうか?これは「大玉スイカ」と呼ばれる品種だそうです。
「大玉スイカ」には、
緑色に黒い縞模様の「祭りばやし」「縞王」「夏きらら」「夢きらら」などがあり、
真っ黒い「大魔神」「くろあま」などがあります。
小玉スイカ
「大玉スイカ」があれば「小玉スイカ」もありますw
重さは1~2kgくらいで小ぶり。「小玉スイカ」は糖度が高いので、甘いスイカを食べたい時は、「小玉スイカ」がいいですね。
「小玉スイカ」には、
緑色に黒い縞模様で丸い形の「ひらめき」「大和小町」などがあり、
楕円形の「俵小町」などがあります。
クリームスイカ
昔は珍しかった黄色い果肉のスイカもありますね。こちらは「クリームスイカ」です。
「クリームスイカ」は、
大玉種である「大和セレモニー」、
小玉である「大和こだま」、
真っ黒で縞模様がなく、楕円形の「アジアン小町」、
黄色で縞模様がなく、楕円形の「ゴールド小町」などがあります。
革命児スイカって?名前がブラックジャック?
今回特にご紹介したいスイカがあります。
それが「革命児スイカ」と言われているスイカがあるとか!名前が「ブラックジャック」という種類です!
「ブラックジャック」?
スイカの名前にしては意外というか、どんなスイカなのかイメージしにくい名前です・・・。
「革命児」という単語も、さらに輪をかけて想像しがたい!
いったいどんなスイカなのさ?
そこで、革命児スイカ・ブラックジャックについて調べてみました!
革命児スイカ・ブラックジャックの外見は?
まず外見の特徴は、真っ黒!
でんすけすいかや黒小玉なども、外見は真っ黒ですよね。
革命児スイカ・ブラックジャックも、それと同じで、スイカ独特の黄緑と緑の縞模様ではなく、漆黒ともいえる黒です。
革命児スイカ・ブラックジャックの中身は?
果肉の色は赤。赤い果肉のスイカです。
種がほとんどない!
ほとんど、です。品種の特性上、100%種なしというわけではなく、極薄の白い種が見られることがあるそうです。
それでも、スイカを食べている時に黒くてかたい種を噛んだ時の、あのガリっとした嫌な感じは、受けなくて済むようですね。
引用:https://www.higoan.jp/hpgen/HPB/entries/102.html
ほんとに黒い種は見当たりませんね!スゴイなぁ。
これならいいかも!
革命児スイカ・ブラックジャックは昔とは違う?種なしスイカなのにおいしい?
一昔前に流行ったことがありますね、種なしスイカって。
ただ、あまり広まらなかったというか、どこでも見かける、という状態にはなっていませんよね。
それもそのはず。
一昔前に流行った種なしスイカというのは、結構値段が高かったのです。手軽に買える値段ではなかったわけですね。
それに、いろいろと難しい点があったそう。
・果実が変形してしまう
・味覚や甘さが出ない
・出荷の時期が遅い
などの理由から、世の中に浸透しなかったのです。
さらには生産者にも浸透しなかったという理由もあります。
種なしスイカを栽培することで敬遠されることになった点が、
手間・味・コスト
の3つ。
・手間がかかるうえに費用もかかる
種なしスイカは、普通のスイカよりも発芽性が悪いという点があります。
発芽性が悪いということは、普通のスイカを栽培するときよりも、種を多く巻く必要があり、手間がかかるうえに費用もかかりますね。
・味
一度に何個着果するのか、というのが味を大きく左右します。
普通のスイカは一度に2~3個着果しますが、種なしスイカは1個という少なさです。
種なしスイカは、普通のスイカよりも着果性が悪いということになります。
一度に1個しか着果しないとなると、1玉のスイカに注がれる栄養が過剰になってしまうため、
玉が大きく変形する
果肉が固くなる
糖度が上がりにくくなる
という、おいしくないスイカができてしまいます。
・コストがかかる
種なしスイカは、上記のことからも分かるように、手間がかかり、収穫量も少ないため、1玉の販売価格に上乗せされるコストも多くなります。
「味はおいしくないけど、種がなくて食べやすい、値段は高めのスイカ」ということになりますからね。
食べてみよう!と手に取る人は少ないでしょう。あまり売れないであろうスイカを作るのも辛いですよね。
やはり、win&winでなければ、世の中に浸透しませんよね。
この記事でご紹介している革命児スイカ・ブラックジャックは、種なしスイカに属するものですが、一昔前に流行った種なしスイカとは違い、
味や甘さ、果実の形、食感などの品質を下げないよう品種改良をしていき、栽培に成功した新しいスイカ。
・種ありスイカに引けを取らない甘さ
・シャリシャリとした食感も維持
・カットしたとき果肉が崩れにくい
など、一昔前の種なしスイカのイメージを覆すものとなっています。
引用:https://www.higoan.jp/hpgen/HPB/entries/102.html
革命児スイカ「ブラックジャック」の産地は?
新品種スイカ、ブラックジャックが開発されたのは2013年。まだまだ知名度が低いことや、取り扱っている業者が少ないため、レアなフルーツとなります。
市場にたくさん出回る、というところまでは行っていない、というのが現状ですね。
産地としては、熊本、沖縄、千葉、山形、青森などで作られるようになってきています。
革命児スイカ「ブラックジャック」はどうやってできた?
種なしスイカのブラックジャックですが、どうやって生まれたのか気になったので調べてみました。
初めて聞く言葉ですが、「スイカブリーダー」というお仕事があるようです。
農産種子の研究開発を行っているナント種苗の、スイカブリーダーの手によって、地道な品種改良を重ね、一昔前に「種なしスイカはおいしくない」を覆すブラックジャック品種を開発しました。
スイカ自体の作り方は、一昔前の種なしスイカと作り方が同じ。
同じ作り方ですが、おいしい種なしスイカができるのには、掛け合わせが肝心のよう。
「通常の種ありスイカ」と「ホルモン処理スイカ」
これを掛け合わせることで種なしスイカができます。
遺伝子組み換えではなく、「染色体操作」という処理を施して栽培していので、人体への害はないとされています。
ぶどうにも、種なしぶどうというのがありますが、この種なしぶどうを作る工程でも用いられる成分にコルヒチンというのがあります。
コルヒチンは植物由来の成分。
種なしスイカを栽培するときも、このコルヒチンを用いてあります。
ちなみに、安全性については、
「長い歴史が証明しています」
とナント種苗の宇野康之氏。
安全性にも気を配りながら開発された品種なんですね!
革命児スイカ・ブラックジャックはどこで買える?
普通のスイカに引けを取らないおいしさで、種がなくて食べやすいなら、ぜひ食べてみたいですよね。
ですが先にご紹介したように、まだ認知度も低く、取り扱っている業者も少ないので、スーパーなどに置かれているのを見かけることはありません。
販売しているのは、都内の百貨店だとか、フルーツギフトショップなどに限定されます。
販売しているショップをいくつか見つけたので、載せておきますね。
革命児スイカ ブラックジャックって?種なしで甘い、おいしい品種?のまとめ
革命児スイカ ブラックジャックって?種なしで甘い、おいしい品種?についてまとめました。
引用:https://media.moneyforward.com/articles/1584